◆丹生ダム関連ニュース◆
2009.10.10 丹生ダムなど全国28ダムの着工凍結を前原国交相が表明した9日、嘉田滋賀県知事は全国知事会の臨時会で「大型公共事業に根本から疑問を持ち、国民が求めているものを実現しようとする民主党政権の勇気に共鳴する」と評価した(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2009.8.04 国交省の諮問機関「淀川水系流域委員会」が3日、大阪市であり、丹生ダムの目的の一つとされる「異常渇水対策」について「不必要の可能性が高い」とする意見書を国交省に提出した(毎日新聞社・大阪朝刊)
2009.7.16 国交省近畿地方整備局は16日、淀川水系4ダム関連の事業費削減を検討する専門家委員会「淀川水系ダム事業費等監理委員会」を設置し、17日に初会合を開くと発表した(共同通信社・共同通信)
2009.5.16 建設が凍結された大戸川ダムや、丹生ダムなど滋賀県内4ダムについて、水源地に住む人たちの考えや地元自治体の思い、防災専門家の意見などを聞く水源地フォーラムが17日から大津市で開かれる(中日新聞社・朝刊)
2009.4.16 政府は16日、事務次官会議で、川上ダムの建設と天ケ瀬ダムの改築工事が必要とする2015年度までの淀川水系の水資源開発基本計画を決定、旧計画に盛り込まれていた大戸川ダムと丹生ダムの建設は、将来の水需要が減少するとの見通しを受け削除された(共同通信社・共同通信)
2008.11.29 丹生ダムの予定地や流域の住民らが28日、滋賀県庁を訪れ、国にダムの形式や事業費などを明示するよう求めてほしい、と嘉田知事に要望した(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2008.11.12 4府県知事が11日、淀川水系の大戸川ダム建設を凍結し、河川整備計画に盛り込まないよう求める共同見解を発表したが、背景には国の諮問機関でありながらダムに異を唱えた淀川水系流域委員会の存在があった(毎日新聞社・大阪朝刊)
2008.11.12 琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案に対し、4府県知事が大戸川ダムの白紙撤回などを求める共同意見書を正式表明した11日、京都府の山田知事は「桂川や宇治川の早急な整備が盛り込まれ、満足だ」と胸を張った(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.11.11 11日表明の滋賀、京都、大阪、三重の4府県知事合意の骨子は、・大戸川ダムは優先順位を考慮すると河川整備計画に位置づける必要はない、・丹生ダムは事業計画や事業費が不明で意見を留保、・天ケ瀬ダム再開発には基本的に合意、・川上ダム建設には基本的に合意するがコスト縮減と負担の平準化を求める(毎日新聞社・大阪朝刊)
2008.11.09 橋下大阪府知事、山田京都府知事、嘉田滋賀県知事は8日、大戸川ダムを国の河川整備計画に盛り込むことに反対、天ケ瀬ダム再開発と川上ダムは計画に盛り込むことを容認、丹生ダムは意見表明を保留することで合意した(朝日新聞社・大阪朝刊)
2008.11.08 淀川水系4ダム計画をめぐり、計画に反対する府民らでつくる「淀川水系のダムを考える大阪府民の会」が7日、「予算をダムではなく府民の生活のために使ってほしい」とする2115人分の署名を大阪府に提出した(朝日新聞社・大阪地方版/大阪)
2008.11.08 4ダム建設を明記した国の淀川水系河川整備計画案をめぐり、滋賀県の嘉田、京都府の山田、大阪府の橋下の3知事は8日、協議したが、大戸川ダムについて事実上の建設凍結を求めることで一致したとみられる(共同通信社・共同通信)
2008.11.08 橋下大阪府知事は8日、淀川水系河川整備計画案をめぐり、近畿地方整備局が「ダムを中止するなら周辺整備の予算は出せない」と説明したことについて、「整備局のトップ3人ぐらいに、選挙の洗礼を受けてからやってくれと言いたい」と述べた(共同通信社・共同通信)
2008.11.07 淀川水系河川整備計画案に建設方針が盛り込まれた丹生ダムについて、滋賀県の嘉田知事は6日、「ダム形態や費用負担の情報が国から示されておらず、判断できない」として、計画案への知事意見では、建設の是非の判断を先送りする意向を示した(京都新聞社・朝刊)
2008.11.07 近畿地方整備局が琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案で事業計画を盛り込んだ丹生ダムについて、嘉田滋賀県知事は6日、大阪、京都両府と策定する共同意見書で計画を否定しない考えを明らかにした(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.11.07 大戸川ダムなど4ダムの建設を盛り込んだ琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案について、市民グループ「淀川水系のダムを考える大阪府民の会」が7日、4ダム建設を外すよう求める要望書を府に提出した(読売新聞社・大阪夕刊)
2008.11.06 大戸川ダムなど4ダムの建設を盛り込んだ琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案について、滋賀県の嘉田知事は6日、県内6市の首長らと意見交換を行った(読売新聞社・大阪夕刊)
2008.11.05 嘉田滋賀県知事は4日、琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案に対する京都、大阪の両府知事との共同意見について、「11日に向けて、3知事の意見がまとめられるように調整し、努力している。」と話した(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2008.11.03 淀川水系4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案に対する滋賀県知事、京都府知事との共同意見について、大阪府の橋下知事は3日、「11日の近畿ブロック知事会に向け、府の方針を最終決定する」と述べた(共同通信社・共同通信)
2008.10.29 淀川水系4ダム計画をめぐり、淀川水系流域委員会がダム代替策として提言した「耐越水堤防」について、近畿地方整備局は28日、土木学会から、効果は認めながらも、長期の実効性が証明されておらず、導入は「技術的に困難」とする報告書を受けた、と発表した。(朝日新聞社・大阪朝刊)
2008.10.22 淀川水系流域委員会の中村委員長は22日、大阪府庁に橋下知事を訪ね、4ダムを「不適切」などとした意見書を提出したが、知事は「きちんと責任を持って意見を出す」と述べた(共同通信社・共同通信)
2008.10.21 淀川水系4ダムを建設する河川整備計画で、淀川水系流域委員会の正副委員長らが20日、山田京都府知事に「建設は不適切」とする最終意見書を手渡したが、知事は大阪府、滋賀県と共同の知事意見を11月中旬にまとめる意向を示した(毎日新聞社・地方版/京都)
2008.10.21 国が計画する4ダムを「不適切」などとする最終意見書をまとめた淀川水系流域委員会の中村委員長らが21日、滋賀県庁で嘉田知事に意見書を手渡した(共同通信社・共同通信)
2008.10.16 近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」は16日、国が計画する4ダム建設について「不適切」「見直すべきだ」などと指摘した最終意見書を近畿地方整備局に提出した(共同通信社・共同通信)
2008.10.10 滋賀県議会は10日、淀川水系の4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案について、民主党系など3会派が共同提案したダム計画の見直しを求める意見書を、賛成多数で可決した(共同通信社・共同通信)
2008.10.09 近畿地方整備局が4ダム建設を琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案に盛り込んだことに関し、嘉田滋賀県知事は8日、県議会琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会で、整備局に提出する意見書の骨格を11月中旬までにまとめたいと述べた(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.10.07 ダム問題をめぐり対立している近畿地方整備局と淀川水系流域委員会のトップ会談が7日、整備局であり、木下局長と中村委員長が関係改善に向け話し合った(京都新聞社・夕刊7版)
2008.10.07 京都府議会の建設交通常任委員会が6日に開かれ、近畿地方整備局から求められている淀川水系4ダムの河川整備計画案への意見について、京都府は、大阪府、滋賀県との共同の知事意見とは別に、府の個別意見提出を検討していることを明らかにした(京都新聞社・朝刊)
2008.9.30 淀川水系流域委員会が4ダム建設の計画を拒否する最終意見書を策定したことについて、京都府の山田知事は29日、「委員会が一生懸命努力されたことはありがたい」と評価した(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.9.30 滋賀県の嘉田知事は30日の県議会で、淀川水系流域委員会が、4ダムの建設を「不適切」などとする最終意見書をまとめたことについて「委員が手弁当で議論し社会的責任としてまとめたもので敬意を表する」と述べた(共同通信社・共同通信)
2008.9.28 4ダムの建設計画を盛り込んだ淀川水系の河川整備計画案を巡り、大阪府の橋下知事は27日、「滋賀県がダム以外の治水対策を打ち出すなら、お金の出し方などでバックアップしていきたい」と述べた(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.9.27 淀川水系流域委員会は27日、淀川水系河川整備計画策定に向けた最終意見案をまとめ、4ダムは「適切ではない」とあらためて指摘、新委員長に中村正久・滋賀大教授を選んだ(京都新聞社・夕刊7版)
2008.9.27 淀川水系流域委員会は27日、淀川水系河川整備計画案に盛り込まれた4ダム建設について、大戸川、天ケ瀬、川上の3ダムは「適切ではない」、丹生ダムは「見直しを求める」とする最終の意見書案を決定した(朝日新聞社・大阪夕刊)
2008.9.26 淀川水系流域委員会は27日、京都市で会合を開き、最終意見書案を議論するが、中間意見書同様に「国が計画中の4ダムの治水効果は限定的で、建設は不適切」とする方向でまとまりそうだ(毎日新聞社・大阪夕刊)
2008.9.16 淀川水系4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案に対し、京都府が設置した有識者の技術検討会は16日、4ダムのうち大戸川ダムについて「現時点で緊急性が低い」とする中間報告案をまとめた(共同通信社・共同通信)
2008.9.11 熊本県の蒲島知事が11日、川辺川ダム建設反対の意向を示したことは、淀川水系の4ダム建設について近畿地方整備局から意見を求められている滋賀、京都、大阪など関係府県知事の判断にも影響を与えそうだ(共同通信社・共同通信)
2008.9.04 国交省近畿地方整備局が4ダム建設を盛り込んだ琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案について、山田京都府知事は3日、整備局に提出する府知事意見を10月にも作成するとの見通しを明らかにした(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.8.29 丹生ダムが計画される高時川流域の6市町長が28日、滋賀県庁を訪れ、流域市町の意見をよく聞いた上で、国の淀川水系河川整備計画案に法的な知事意見を出すよう求める緊急要請書を嘉田知事に手渡した(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2008.8.29 近畿地方整備局が4ダムの建設を盛り込んだ琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案について、京都弁護士会は28日、淀川水系流域委員会の最終意見書に沿って、整備局が計画案を変更するよう求める意見書をまとめた(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.8.28 大阪府の橋下知事は27日、国の淀川水系河川整備計画案について、「ダムをつくらず下流の計画高水位が守られ、少ない費用負担で済むならベスト」と述べ、ダム建設にこだわらない考えを改めて示した(毎日新聞社・大阪朝刊)
2008.8.27 国交省近畿地方整備局が淀川水系で計画中の4ダムについて、国交省は27日、ダム周辺の整備費など約56億円を来年度予算として概算要求したと発表した(朝日新聞社・大阪夕刊)
2008.8.27 大阪府の橋下知事は27日、淀川水系4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案に対する意見表明について「滋賀県の嘉田由紀子知事の判断が大きい。地元の長としての判断をお願いしたい」と述べた(共同通信社・共同通信)
2008.8.27 国交省近畿地方整備局は、27日まとめた09年度予算の概算要求に、淀川水系4ダムの本体着工関連の予算は盛り込まなかった(共同通信社・共同通信)
2008.8.25 嘉田滋賀県知事は25日、県議会の琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会で、淀川水系の4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案に対する知事意見の表明時期について、「12月には説明させていただきたい」と答弁した(共同通信社・共同通信)
2008.8.23 滋賀県の嘉田、京都府の山田、大阪府の橋下各知事が23日、琵琶湖を船上から視察しながら会談、淀川水系4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案に対し、3知事共同の意見表明を検討することで基本的に一致した(共同通信社・共同通信)
2008.8.22 淀川水系流域委員会は22日、大阪市内で会合を開き、淀川水系4ダムの建設を盛り込んだ近畿地方整備局の河川整備計画案に対し、9月末をめどに最終意見書を取りまとめる方針を決めた(共同通信社・共同通信)
2008.8.17 丹生ダム建設の是非が問題になっている余呉町で17日、映画「水になった村」の上映会が開かれる(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2008.7.31 淀川水系4ダムの建設計画を盛り込んだ近畿地方整備局の河川整備計画案をめぐり、京都府は31日、知事意見を取りまとめるため技術検討会の初会合を開いた(京都新聞社・夕刊7版)
2008.7.31 国交省近畿地方整備局は31日、淀川水系4ダム建設を盛り込んだ河川整備計画案を、淀川水系流域委員会に説明、委員からは重ねてダム建設に疑問の声が上がった(共同通信社・共同通信)
2008.7.29 近畿地方整備局は28日、淀川水系の4ダム建設を盛り込んだ河川整備計画案の説明会を、31日と8月7日に、淀川水系流域委員会を対象に開くと発表した(朝日新聞社・大阪朝刊)
2008.7.26 大阪府の橋下知事は25日、新聞・通信各社のインタビューに応じ、淀川水系の4ダム建設を盛り込んだ国の河川整備計画案について、関係知事からの意見聴取の中で、費用負担を拒否することも「あり得る」との認識を示した(共同通信社・共同通信)
2008.7.24 大阪府議会の自民、民主、公明、共産の主要4会派は23日の府議会で、淀川水系4ダムなど国直轄事業の地元自治体負担金廃止など抜本見直しを国に求める意見書を可決した(朝日新聞社・大阪朝刊)
2008.7.19 淀川水系4ダム建設を盛り込んだ近畿地方整備局の河川整備計画案について、滋賀県内26市町の意見が18日までに出そろい、ダム建設を22市町が支持、近江八幡市は消極的な姿勢、日野、豊郷、甲良の3町は「意見なし」(京都新聞社・朝刊)
2008.7.18 淀川水系4ダムをめぐって近畿地方整備局と意見が対立している淀川水系流域委員会の宮本委員長は17日、事務レベルでの関係正常化はもはや困難として、木下整備局長との直接会談を要請した(京都新聞社・朝刊16版)
2008.7.18 淀川水系流域委員会の運営会議が17日開かれ、4ダム建設を盛り込んだ淀川水系河川整備計画案を巡って淀川委と近畿地方整備局が対立する状況の打開策について協議したが、物別れに終わった(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.7.15 淀川水系河川整備計画案について、嘉田由滋賀県知事が各市町に意見を求めたのに対し、14日までに東近江市と多賀町を除く24市町の首長が意見書を提出したが、環境に配慮した治水政策などの要望はあったが、ダム建設そのものに反対する意見はなかったという(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2008.7.10 淀川水系4ダムの建設を盛り込んだ河川整備計画案について、京都府は9日、府内の流域18市町村への説明会を開き、府の意見を取りまとめるため、各市町村長の意見を聞く照会文書を回答期限を設けずに配布した(京都新聞社・朝刊)
2008.7.09 国交省近畿地方整備局は9日、京都市内で、京都府内の関係18市町村を対象に、4ダム建設計画を盛り込んだ琵琶湖・淀川水系の河川整備計画案について説明した(読売新聞社・大阪夕刊)
2008.7.08 近畿地方整備局が出した河川整備計画案に関して滋賀県内全26市町に行った意見照会について、嘉田知事は7日の県議会一般質問で、4日時点で返答したところは、いずれもダム建設を求める意見書を提出していることを明らかにした(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.7.08 淀川水系4ダム建設を明記した河川整備計画について、4日付で就任した近畿地方整備局の木下局長は8日、「可能な限り早く合意形成したいが、知事の意見を聴かず決定することはない」と明言、八月末としている計画決定の遅れもやむを得ないとの認識を示した(共同通信社・共同通信)
2008.7.05 国交省が公表した淀川水系河川整備計画案で、山田京都府知事は4日、18市町村の実務担当者を集めた説明会を9日に開き、河川法に基づく関係市町村長からの意見聴取の手続きに入る方針を明らかにした(毎日新聞社・地方版/京都)
2008.7.02 近畿地方整備局の布村局長は1日、4ダム建設を盛り込んだ淀川水系河川整備計画案を野呂三重県知事に説明したが、知事は「ずいぶん長い時間が掛かってようやくここに至った思いが強い」と、川上ダム建設を改めて要望した(朝日新聞社・名古屋朝刊)
2008.7.01 近畿地方整備局の淀川水系4ダム建設計画案に対し、大阪、滋賀、京都各府県の知事らが慎重姿勢を示していることについて、冬柴国交相は1日、「十分調整してやっていかなければならない」と述べた(朝日新聞社・大阪夕刊)
2008.6.30 淀川水系4ダム建設を盛り込んだ河川整備計画案について、京都府の山田知事は30日、近畿地方整備局から説明を受けたが、知事は、工事費を含め「データがそろわないと回答できない」と告げた(共同通信社・共同通信)
2008.6.30 淀川水系4ダム建設をめぐり、淀川水系流域委員会は30日、京都市で会合を開き、今後も審議を継続し最終意見書の取りまとめを目指すことを決めた(共同通信社・共同通信)
2008.6.29 嘉田滋賀県知事は29日、淀川水系4ダム建設を盛り込んだ河川整備計画案について、近畿地方整備局の説明を受けたが、知事は「県が大変な財政難にある中で費用対効果があるのか」と指摘、また知事としての正式な意見表明が遅れる見通しを伝えた(共同通信社・共同通信)
2008.6.27 大阪府の橋下知事は27日、淀川水系4ダムを明記した河川整備計画案について国交省近畿地方整備局から説明を受けたが、知事は「治水は必要だが、優先順位は高くない」と述べ、建設費負担などについて国に配慮を求めた(共同通信社・共同通信)
2008.6.25 国交省近畿地方整備局が淀川水系4ダム建設を盛り込んだ河川整備計画案を発表したことについて、共産党京都府議団は24日、山田知事に対し、計画案の撤回を整備局に求めるなどの申入書を提出した(朝日新聞社・大阪地方版/京都)
2008.6.24 嘉田滋賀県知事は23日、国が示した淀川水系河川整備計画案に対する県の意見について「6月県議会中に示すことは難しい」との見通しを明らかにした(京都新聞社・朝刊)
2008.6.21 淀川水系河川整備計画」が20日、国交省近畿地方整備局から示され、川上ダムの建設が盛り込まれたたが、早期建設を求める今岡伊賀市長らは計画案を歓迎する一方、反対派の市民は厳しく批判している(朝日新聞社・名古屋地方版/三重)
2008.6.21 国交省近畿地方整備局が20日、淀川水系4ダム建設を含む計画案を公表したが、山田京都府知事は20日、「府民や住民のみなさんには、こういう形で議論を進めるということがわかるようにしたい」と述べたが、評価は明言しなかった(朝日新聞社・大阪地方版/京都)
2008.6.21 琵琶湖・淀川の河川整備計画案が発表された20日、二つのダム計画を抱える滋賀県内の関係者は、それぞれの思いで内容を受け止め、計画案に意見を出すことになる嘉田知事は「疑問への回答がなく、遺憾」と述べた(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2008.6.20 4ダム建設を盛り込んだ国交省近畿地方整備局が発表した淀川水系河川整備計画案について、関係府県の知事からは賛否の声が上がった(共同通信社・共同通信)
2008.6.20 国交省近畿地方整備局は20日、大戸川ダムなど4ダムの建設を明記した淀川水系河川整備計画案を正式発表し、滋賀、京都、大阪など6府県に示した(共同通信社・共同通信)
2008.6.20 淀川水系4ダム建設をめぐり、淀川水系流域委員会を押し切って河川整備計画案に建設明記を決めたことについて、冬柴国交相は20日、「大洪水に見舞われた時に最終的に責任を負うのは河川管理者で、流域委ではない」と述べ、正当性を強調した(共同通信社・共同通信)
2008.6.19 淀川水系流域委員会は、4ダムの計画を盛り込んだ河川整備計画原案に対して最終意見を出すため審議しているが、近畿地方整備局は18日、それを必ずしも待つことなく最終案となる河川整備計画案をつくると告げた(京都新聞社・朝刊15版)
2008.6.19 琵琶湖・淀川水系の河川整備計画原案に4ダムの整備を盛り込んだ国交省近畿地方整備局と、見直しを求めている淀川水系流域委員会のトップ会談が18日、京都市内で行われ、整備局側は当初方針通り4ダム建設を盛り込んだ計画案を作成する意向を表明した(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.6.18 淀川水系4ダム建設の是非をめぐって国交省近畿地方整備局の布村局長と、淀川水系流域委員会の宮本委員長が18日、京都市内で会談したが、双方の溝は埋まらなかった(共同通信社・共同通信)
2008.6.13 淀川水系ダム建設の是非をめぐり、近畿地方整備局と淀川水系流域委員会の意見対立で意見集約のめどが立たないことについて、山田京都府知事は12日、このままでは府県の負担経費を払いますとはならないと思うと述べた(朝日新聞社・大阪地方版/京都)
2008.6.12 嘉田滋賀県知事は11日、大戸川ダムなどの建設を含む淀川水系河川整備計画の原案を示した近畿地方整備局に対し、淀川流域委員会の意見を反映させ原案を修正し、提示し直すべきだとの考えを示した(中日新聞社・朝刊)
2008.6.11 淀川水系4ダムの建設推進を表明し、建設見直しを求める淀川水系流域委員会の提言を顧みないことに対し、市民団体「公共事業チェックを求めるNGOの会」が10日、東京で抗議のシンポジウムを開いた(毎日新聞社・地方版/大阪)
2008.6.07 4ダム建設を盛り込んだ淀川水系河川整備計画原案について、4府県知事が説明を受けた6日の意見聴取会終了後、滋賀県の嘉田知事は大戸川ダムの治水有効性を認めたうえで、建設による環境影響を調べる必要性を指摘した(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.6.07 淀川水系4ダム建設で、流域4府県の知事が近畿地方整備局と淀川水系流域委員会から意見を聴く会が6日あり、野呂三重県知事は「7年間も委員会で議論が続いているのは遺憾」として、一刻も早い川上ダム建設を求めた(朝日新聞社・名古屋地方版/三重)
2008.6.07 山田京都府知事は6日、大阪市で開かれた淀川水系流域委員会で、「子どものけんかを都道府県や国民に回すようなことがあっては困る」と述べ、国交省近畿地方整備局と流域委との対立を厳しく批判した(朝日新聞社・大阪地方版/京都)
2008.6.07 近畿地方整備局から流域3知事とともに淀川水系4ダムについて説明を受けた嘉田滋賀県知事は6日、「整備局が計画の原案を再提示することが知事の意見を示す条件」とし、淀川水系流域委員会の疑問に答えるよう促した(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2008.6.06 計画中の淀川水系4ダムをめぐり、流域府県の4知事が6日、近畿地方整備局と淀川水系流域委員会から説明を受けたが、ダムへの慎重な姿勢と、推進を求める声など知事間で意見が割れた(朝日新聞社・大阪夕刊)
2008.6.06 淀川水系4ダム建設を明記した河川整備計画原案をめぐり、三重、滋賀、京都、大阪の府県知事が6日、国交省近畿地方整備局と、建設見直しを求める淀川水系流域委員会の双方から意見聴取した(共同通信社・共同通信)
2008.6.02 国交通近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」について、国交省は先月下旬、運営費が23億円に上り、コスト高を招いていると打ち切りを示唆、その存続が脅かされている(朝日新聞社・大阪朝刊)
2008.5.27 国交省近畿地方整備局は、現在策定中の淀川水系河川整備計画案に水系4ダムを盛り込み、早ければ6月中に関係府県知事に提示し、意見を求める方針を決めた(産経新聞社・大阪朝刊)
2008.5.15 大戸川、丹生両ダムについて、市長会と町村会は嘉田滋賀県知事に「地元の意見を尊重してほしい」と、建設推進の要望書を提出した(中日新聞社・朝刊)
2008.5.15 大津市の目片市長は14日、大戸川ダムや丹生ダム建設について嘉田滋賀県知事が慎重な発言していることに触れ、「大切なのは流域住民の生命・財産を守ること。知事は発言がぶれている」と批判した(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2008.5.13 淀川水系4ダムの建設を認めないとする意見書をまとめた淀川水系流域委員会の審議が13日開かれ、近畿地方整備局は「堤防の強化では代替案になり得ない」としてダムの必要性をあらためて説明した(共同通信社・共同通信)
2008.5.01 滋賀県議会最大会派「自民党・湖翔クラブ」の県議7人は30日、嘉田知事に揺れ動く発言の真意を明確にするよう申し入れたが、知事は大戸川ダムと丹生ダムについて「一定程度、有効と認めている」として、建設容認の姿勢を改めて示した(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.4.30 ダム建設を認めず、計画の原案再提示を求めている国交省の諮問機関・淀川水系流域委員会の意見書について、冬柴国交相は30日、「重く受け止めなければならない。軽んずるような発言をしたなら、いけない」と述べた(毎日新聞社・大阪夕刊)
2008.4.26 4ダム建設を巡り、諮問機関・淀川水系流域委員会と近畿地方整備局が対立している問題について、山田京都府知事は25日、「(大阪、滋賀との)3知事が主体性をもって入っていくことで議論をかみ合わせたい」と、対立解消に乗り出す意向を示した(毎日新聞社・地方版/京都)
2008.4.26 国交省近畿地方整備局長の諮問機関・淀川水系流域委員会は25日、4ダム建設計画を認めず、原案の見直し・再提示を求める意見書を整備局に提出した(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.4.24 淀川水系流域委員会が、淀川水系河川整備計画原案に盛り込まれたダムの建設を「不適切」とした意見書まとめたことに、滋賀県内からは失望や批判の声が相次いだ一方、嘉田知事は「重く受け止めたい」とコメント(中日新聞社・朝刊)
2008.4.24 ダム建設に反対の関西の自然保護団体などの「脱ダムネット関西」主催の定例フォーラム「山場を迎えている関西のダム問題」が26日、大阪市北区の大阪市立大学文化交流センターで開かれる(毎日新聞社・地方版/大阪)
2008.4.24 淀川水系流域委員会が、4ダムを河川整備計画に盛り込むことを「適切ではない」とする意見書をまとめたことについて、嘉田滋賀県知事は23日、「整備局は意見書を考えて実施計画をつくってほしい」と述べた(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2008.4.23 国交省近畿地方整備局の谷本河川部長は22日、諮問機関・淀川水系流域委員会が4ダム計画を盛り込んだ河川整備計画原案の見直しと再提示を求めたことに対し、これを拒否し計画策定を進める考えを明らかにした(京都新聞社・朝刊17版)
2008.4.23 国交省が計画している淀川水系の4ダムについて、淀川水系流域委員会が22日、ダム建設は適切ではないとする意見書をまとめた(朝日新聞社・東京朝刊)
2008.4.22 ダム計画などを盛り込んだ河川整備計画原案を審議している淀川水系流域委員会で、ダムに否定的な修正意見書案が公表されたが、ダムの必要性を主張する委員が反発しており、意見書作成が難航する恐れが出てきた(京都新聞社・朝刊)
2008.4.17 嘉田滋賀県知事は16日、国が計画する大戸川、丹生の両ダムについて「ダムの代替案や財政的負担、環境への影響が明らかにならなければ、意見を出すことはできない」と述べ、国に具体的な説明を求めていく考えを示した(中日新聞社・朝刊)
2008.4.10 琵琶湖・淀川水系の河川整備計画原案を審議している「淀川水系流域委員会」は9日、原案に盛り込まれた4ダム建設計画について、いずれも「建設を認めない」とする意見をまとめた(読売新聞社・中部朝刊)
2008.4.04 琵琶湖・淀川水系の河川整備計画原案を巡り、大阪府、京都府、滋賀県の3府県知事が3日、国交省近畿地方整備局と、淀川水系流域委員会から説明を受けたが、大戸川ダムなど4ダムの効果について、知事らは「効果が見えなければ金は出さない」などと主張した(読売新聞社・大阪朝刊)
2008.4.03 水資源機構関西支社の2008年度事業計画は、丹生ダムは維持や防災・安全対策を実施、川上ダムは転流工工事に着手(日刊建設通信新聞社・建設通信新聞)
2008.3.12 淀川水系の大戸川、川上、丹生、天ケ瀬の4ダムをめぐり、淀川水系流域委員会の会合が11日あり、河川整備計画にダム建設を盛り込むべきではないとする委員長・副委員長作成の「意見書案」が提示された(朝日新聞社・大阪朝刊)
2008.1.31 淀川水系流域委員会は29日、京都市で第70回委員会を開いたが、宮本委員長は丹生ダムと川上ダムの整備について、「必要性について、河川管理者から十分な説明がされていない」と、整備に否定的な見解を示した(日刊建設通信新聞社・建設通信新聞)
2008.1.30 29日にあった淀川水系流域委員会では、丹生ダムに関する国の説明に対し、委員から多くの疑問が出た(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2007.11.10 丹生ダム建設問題で、国交省琵琶湖河川事務所と水資源機構丹生ダム建設所は8日、余呉町で、意見交換会を開き、地元住民やダム対策委員、自治体関係者ら約80人が出席した。(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2007.11.07 近畿地方整備局は6日、大津市で、淀川水系河川整備計画原案の流域市町村長との懇談会を開いたが、大戸川ダムを「穴あきダム」とすることについて目片大津市長は評価、川島長浜市長は、丹生ダムを貯水型ダムとして建設するよう求めた。(読売新聞社・大阪朝刊)
2007.8.30 水資源機構関西支社は29日、08年度概算要求を発表したが、川上ダムが36億円(前年度当初比94・9%増)で、転流工工事に着手、丹生ダムには前年度と同額の6億6000万円で、水理調査や環境調査などを継続する。(日刊建設工業新聞社・日刊建設工業新聞)
2007.8.28 国土交通省近畿地方整備局は28日、丹生ダムの琵琶湖への環境影響などを検討した上で、2、3年をめどに総貯水容量を含めて穴あきダムか貯水ダムか判断する方針。(京都新聞電子版)
2007.8.25 国交省近畿地方整備局の諮問機関・淀川水系流域委員会の委員らが24日、丹生ダム建設予定地や琵琶湖を視察した。(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2007.4.30 丹生ダムをめぐり、嘉田滋賀県知事と高時川、姉川両流域に住む女性たちが意見を交わす「嘉田知事と丹生ダムの実現を願う女性のつどい」が29日、高月町役場であった。(中日新聞社・朝刊)
2007.4.17 嘉田滋賀県知事は16日、丹生ダムの様式問題について、「地元のダム対策委員会が求める水面のあるダムの容認は無理と申し上げた。納得いただけなかったのは残念」と述べた。(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2007.4.14 嘉田滋賀県知事が13日、丹生ダムについて、建設を容認しながらも貯水ダムを暗に否定し、ダムに地域振興の夢を託していた地元住民は激しく反発、丹生ダム対策委員会は解散を表明した。(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2007.4.13 滋賀県の嘉田知事は13日、丹生ダムをめぐり地元住民らの丹生ダム対策委員会に出席し、国に対し「ダムと河道改修」の両面で対応するよう求める考えを説明、ダム建設容認を明確にしたが、ダム形状について方針を示さず、委員会側が反発、近く委員会を解散すると表明した。(共同通信社・共同通信)
2007.3.07 余呉町の二矢町長は6日、国が計画している丹生ダムについて「今の時点で動かないことに不信を感じる。進んでいる部分はすぐにでも進めてほしい」と述べ、就任後初めてダム建設を求める姿勢を示した。(京都新聞社・朝刊)
2007.2.14 丹生ダムについて、地元住民でつくる丹生ダム対策委員会が12日、嘉田滋賀県知事との意見交換会を開催、知事は方針を明言しなかったが、三国委員長は3月末までに県の方向性が出ない場合、「重大な決意を持って臨む必要がある」と述べた。(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2007.1.31 淀川水系流域委員会の会合が30日開かれ、計画中の5ダムについて効果を再点検し、環境調査の検討を継続するよう求める意見書を近畿地方整備局長に提出した。(読売新聞社・大阪朝刊)
2007.1.30 余呉町長選で初当選した二矢秀雄町長が29日、町役場に初登庁し町職員に初訓辞を行ったが、町の合併問題と、丹生ダムについて「1市6町の合併は避けられない。丹生ダムについても凍結しない」と述べた。(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2006.12.21 07年度予算の財務省原案が20日、内示され、滋賀県内ダム関連では、大戸川ダムに4億9400万円、丹生ダムに6億6千万円、北川ダムに9億2千万円、芹谷ダムに4億円と、4ダム建設事業が、すべて満額回答だった。(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2006.9.21 余呉町の畑野町長は20日の町議会で、丹生ダム建設のメドが立たず、財政難を立て直すには、電源立地交付金が見込める高レベル放射性廃棄物処分場を誘致するしかないと、原子力発電環境整備機構の公募に応じる意向を明らかにした。(朝日新聞社・大阪朝刊)
2006.8.30 国交省近畿地方整備局は29日、昨年7月に事実上中止する方針を示した大戸川ダムに4億9400万円、余野川ダムに5億円を、さらに規模を縮小方針が示された丹生ダムに6億6千万円、川上ダムに18億4700万円を、また天ケ瀬ダムには1億3500万円を、それぞれ07年度予算の概算要求に盛り込んだことを明らかにした。(朝日新聞社・大阪朝刊)
2006.8.10 滋賀県内で建設が予定されている6つのダムの地元の首長たちが9日、ダム計画の「凍結・見直し」を公約に掲げる嘉田由紀子知事と会談し、ダム建設の推進を求めた。嘉田知事は「脱ダムではない」とした上で、あらためてダムに頼らない治水対策を検討する方針に理解を求めた。(京都新聞)
2006.8.4 滋賀県議会7月定例会の一般質問が3日から始まり、初日は12人が質問、ダム建設については、「県民の財政を預かる立場から、お金の問題も考えなければ」と、財政負担からダム建設凍結の姿勢は崩さなかった。(中日新聞社・朝刊)
2006.7.27 滋賀県の嘉田知事は26日の7月定例県議会での所信表明演説で、凍結を表明した6ダムについて、治水代替案として堤防強化や森林保全などを組み合わせて「それぞれの地域に最適な方法を探る」と述べ、従来の県方針の路線転換を鮮明にした。(京都新聞社・朝刊16版)
2006.7.19 滋賀県知事選で当選した嘉田由紀子氏は、公約に掲げたダム計画の凍結に向け、近く関係省庁などと協議に入る意向を固めたが、地元自治体などの反発が予想される中、新知事の動向に、期待と不安が交錯する。(朝日新聞社・大阪朝刊)
2006.7.14 次期知事の嘉田さんが建設「凍結」を掲げているのは、新幹線新駅だけでなく、ダムも同様で、丹生ダムでは、計画遂行を望む地元住民らは「本当に凍結するつもりか」と不安を募らせ、畑野町長は近く、嘉田さんと直談判する考えだ。(読売新聞社・大阪朝刊)
2005.12.23 国土交通省近畿地方整備局の専門家会議「淀川水系流域委員会」は22日、同局が規模を縮小する方針を示した丹生ダム(滋賀県余呉町)について「最重要課題である堤防強化と流域対応の検討が欠けており、自然環境への影響の調査、検討が不十分」などとする意見書をまとめた。治水目的に特化する方針の丹生ダムに関しては、高時川、姉川に対する治水効果は認めたものの、琵琶湖周辺の洪水調整能力については「琵琶湖の水位上昇を抑える効果は2センチ程度にすぎず、きわめて限定的」と疑問を呈した。その上で、堤防強化や流域対応など「ダムに頼らない治水リスクの軽減の検討が欠けている」と指摘した。 (京都新聞)
2005.12.7 "新ダムの建設は最後の選択肢" と淀川流域委琵琶湖部会が意見書案。治水目的に特化して規模を縮小する丹生ダム(滋賀県余呉町)については「高時川の治水で最優先に取り組むべき堤防強化が含まれていない」「治水専用に変更後の経費が示されていない」などと、検討調査の不備を指摘。(京都新聞)
2005.11.10 全国でダムの是非をめぐる論議が高まるなか、洪水時以外は水をためない「治水専用ダム」計画が近年、滋賀県など各地で浮上している。ダム最下部に穴を開け、普段は川の水をそのまま流しておく構造で、推進側は「環境にやさしいダム」を強調するが、専門家からは「環境によいダムなどありえない」との批判も出ている。
2005.9.15 余呉町で計画され、道路工事など周辺整備がほとんど完了しながら本体工事着工が足止めされている「丹生ダム」建設。今年7月、河川管理者の国交省近畿地方整備局は、大幅なダム縮小案を公表した。計画当初、地元ではダム建設に反対していたが、苦渋の決断で建設を認め、地元が納得できるダム建設を求めてきたが、いまだに着工できないままの計画変更。「国は、何度だましたら気が済むのか」と、怒りは頂点に達している。/滋賀(毎日新聞)
2005.8.23 ダム見直しと建設推進。立場が大きく異なる流域委委員と地元代表者が集う意見交換会が、冒頭の「住民大会」の直前、同じ長浜市であった。治水策を巡り、見直し論は「高時川の河川改修は、現在の技術を使えば可能だ」、推進論は「ダムでないと治水が出来るわけがない」。地域振興については、見直し論は「ダムで地元が潤っても一時だけ。パラダイス(楽園)は出来ない」、推進論は「周囲にマラソンの練習コースをつくるなど工夫する」。/滋賀(毎日新聞)
2005.8.18 当初計画通りの丹生ダム早期完成を求めて「高時川の明日を考える住民大会」が17日、長浜市の県立長浜文化芸術会館で開かれ、沿線住民や行政関係者ら約550人(実行委発表)が参加した。丹生ダムの大幅な規模縮小を打ち出した国交省の方針への怒りの声が続出、方針を再変更して1億トン規模のダムの早期着工を求める決議を行った。/滋賀(毎日新聞)
国松善次知事は17日の定例会見で、国土交通省近畿地方整備局の専門家会議「淀川水系流域委員会」が丹生ダム(余呉町)計画を縮小して継続する国方針に対して「継続は賛成できない」との見解をまとめたことについて「流域委員会が洪水の恐ろしさや、極めて特異な地形の中で起こる琵琶湖治水について十分理解しているか疑問」とした上で、「今後も県として言うべきことを国に申し上げていきたい」と述べた。/滋賀(毎日新聞)
2005.8.12 11日、琵琶湖淀川水系問題対策特別委(黒川治委員長)を開き、国交省近畿地方整備局の谷本光司河川部長らが流域の治水計画や、丹生ダム(余呉町)、大戸川ダム(大津市)の計画見直しの方針などについて説明。/滋賀(毎日新聞)
2005.7.23 琵琶湖・淀川水系のダム問題などを話し合う県議会の「琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会」の第1回協議会が22日、開かれた。県側がこれまでの経緯などについて説明。議員からは「ダムは国と県との約束事。国が地元に何の相談もなく中止を決めたことに疑問を感じる」「県も地元住民に経緯や今後どうなるかを説明するなど丁寧な対応をしてほしい」といった意見が出た。/滋賀(毎日新聞)
2005.7.2 県内に計画されている国直轄の大戸川ダム(大津市)の事業中止と、水資源機構が事業主体の丹生ダム(余呉町)の機能縮小が明らかにされ、県や関係自治体は、「地元の期待を裏切られた」などと憤った。地元の丹生ダム対策委員会の三国昌弘委員長は「内容的には地元の期待を裏切るもの。地元が同意しなければ、ダム着工はできないので、地元が同意できるダムを求めて努力してゆく」と話している。/滋賀(毎日新聞)
2005.1.12 国土交通省近畿地方整備局の淀川水系流域委員会が11日、丹生ダムや大戸川ダムの工事中断継続を盛り込んだ意見書をまとめたことについて、国松善次知事は「今後、意見書を受けて整備局がどう判断をするか注目したい。利水や治水、環境問題など課題が山積しており、一体的に解決する必要がある。上下流の包括的合意に向け、整備局に強く要請していく」とコメントした。/滋賀(毎日新聞)
琵琶湖・淀川水系で進む五つのダム事業を検討する国土交通省近畿地方整備局の専門家会議「淀川水系流域委員会」が11日、京都市内であり、国への報告書を決定した。丹生ダムについては、琵琶湖の環境への影響が懸念されるため、「(環境を悪化させないという)予防原則に立脚すべきだ」として、改めて建設に強い歯止めをかけた。/大阪(毎日新聞)
2004.12.21 建設の是非を巡る議論が続いている丹生ダム(余呉町)、大戸川ダム(大津市)については、本体工事着工は棚上げのまま、工事用道路の建設費などでそれぞれ6億6000万円、15億2700万円が認められた。/滋賀(毎日新聞)
淀川水系の4事業、建設是非で結論出ず−−専門家会議、代替案再検討要請 / 大阪(毎日新聞)
2004.12.20 水害多発、揺れる「治水」 琵琶湖・淀川水系で進む5ダムの建設事業を検討する国土交通省近畿地方整備局の専門家会議「淀川水系流域委員会」が、ダムごとの建設是非を初めて評価する報告書案を20日、公表する。同水系でのダム建設を原則認めないとした委員会提言から約2年。その間「水余り」が相次いで表面化し、ダムの水利用(利水)の必要性は薄れたが、洪水対策(治水)の有効性はいまだに揺れている。報告書が国交省の最終判断に影響するのは必至とみられ、建設中止になった場合の余波にも委員らは神経をとがらせる。/ 大阪(毎日新聞)
2004.12.10 国土交通省が建設の是非を検討している丹生ダム(余呉町)、大戸川ダム(大津市)を巡り、大阪、京都両府など下流の水道事業者が利水事業から撤退する可能性が出ている問題が、9日の県議会一般質問で取り上げられた。河ア和明・土木交通部長は答弁で、「合理的な水利用としては理解できる」とした上で、これまでの経緯から引き続き下流の負担を求める考えを示した。 西沢久夫県議(県民ネットワーク)が質問。/滋賀(毎日新聞)
2004.12.06 5ダムのうち天ケ瀬ダム(京都)以外の4ダムの地元自治体などが、水需要の減少等を理由にダム計画から撤退する意向であることを、作業部会に初めて報告した。建設計画の主要目的の一つだった利水に根拠がないことを国側が自ら認めたことで、4ダムの計画が見直されることは確実となった/大阪(毎日新聞)
2004.11.21 5ダム計画で意見発表者募集 淀川水系流域委が京都で来月聞く会/伊賀(毎日新聞)
2004.11.17 水需要の減少見越し「水権利を1割削減」ダム計画一部撤退へ−知事方針−具体的には、参加表明していた天ケ瀬ダム(宇治市)の再開発▽丹生ダム(滋賀県余呉町)建設▽大戸川ダム(大津市)建設の計画のいずれかから撤退することとなる。/京都(毎日新聞)
2004.09.30 丹生、大戸川、天ケ瀬改修、川上、余野川の5ダム事業を検討している淀川水系流域委員会が29日に開催され、ダム作業部会は「利水目的でダム建設の必要性は容認できない」という見解を示した(毎日新聞社・大阪朝刊)
2004.08.24 淀川水系流域委員会は24日、琵琶湖・淀川水系5ダム(丹生、大戸川、川上、余野川、天ヶ瀬再開発)建設の可否に論点を絞った意見書を来年1月にまとめることを決めた(毎日新聞社・大阪夕刊)
2004.07.26 琵琶湖・淀川水系で国などが計画中の5ダム計画の是非を議論する「淀川水系流域委員会」のダム作業部会が25日、大阪市内で開かれ、国土交通省近畿地方整備局が、水利権の確保を予定していた8事業体のうち7事業体が水需要予測の修正やダム計画参加の見直しを検討していることを公表した。人口増加率の鈍化や産業の低迷で、必要な水量が減ったことが背景にある。水需要は下方修正が確実で、ダム計画への影響は避けられない見通しだ。(毎日新聞社)
2004.07.25 丹生ダムついて、国交省近畿整備局は24日、長浜市で、調査検討内容説明会を開いた(毎日新聞社・地方版/滋賀)
2004.07.04 丹生・大戸川ダム計画 県、市民団体に改めて「有効」と回答/滋賀(毎日新聞)
2004.07.03 琵琶湖・淀川流域の将来ビジョン提案 市民団体に回答書−滋賀県/大阪−回答書は、渇水時の琵琶湖の水位維持にはダム活用が有効との考え方を繰り返す一方、下流の維持流量などについて今後、流域全体での議論が必要としている。(毎日新聞)
2004.06.23 淀川水系流域委員会は23日、近畿整備局が計画の是非を調査検討中としている5ダムについて、集中的に検討するためワーキンググループの設置を決めた(京都新聞社・朝刊15版)
2004.06.22 ダム計画の可否、明言せず 代替案の調査継続−近畿整備局・中間報告(毎日新聞)
2004.06.01 国が建設していた丹生ダム(余呉町)と大戸川ダム(大津市)の行方が混とんとしてきた。両ダムの必要性を吟味する一〜二年の間、計画は中断され、建設の是非を巡って激しい議論が展開されそうだ。/滋賀(読売新聞)
2004.05.23 滋賀県は、過去最大級の渇水が起きると、少なくとも1年間で1億3300万トンの水が不足するとの試算をまとめた、解消には丹生ダム、大戸川ダム建設が不可欠としている(読売新聞社・大阪朝刊)
2004.05.09 近畿整備局は8日、淀川水系流域委員会で、「淀川水系河川整備計画基礎案」を示した、川上ダムなど5ダムについてはダムの代替案の検討や水需要の調査の実施が内容で、ダムの是非まで踏み込んでいない(毎日新聞社・地方版/三重)
2004.03.02 丹生ダムの早期着工を願う第2回「高時川の明日を考える住民大会〜丹生ダムに期待する〜」が2月28日、関係者約1100人が参加して滋賀県木之本町で開かれた(日刊建設工業新聞社・日刊建設工業新聞)
2004.02.29 本体着工が遅れている丹生ダムの早期建設を求める「第二回高時川の明日を考える住民大会」が28日開かれ、国松滋賀県知事は実現に向けた取り組みを続けることを強調した(読売新聞社・大阪朝刊)
2003.12.21 20日内示された2004年度予算財務省原案で、丹生ダムに10億円、大戸川ダムに16億700万円、芹川ダムに本年度を大幅に上回る8900万円、北川ダムに満額の2億7000万円(中日新聞社・朝刊)
2003.12.10 国交省近畿整備局の淀川水系流域委員会は9日、丹生、大戸川、川上、余野川、天ヶ瀬再開発の五ダムについて、「中止を含めた抜本的な見直し」を求める最終意見書をまとめ、整備局に提出した(読売新聞社・大阪朝刊)
2003.12.04 大阪府が丹生、大戸川両ダムからの事業撤退を検討していることに、国松滋賀県知事は3日の県議会で「淀川水系全体の治水や利水、環境の枠組みに重大な影響を及ぼす」と強く反発した(京都新聞社・朝刊)
2003.11.25 淀川水系に計画中の5ダムをめぐり、住民意見を反映させるための円卓会議が24日、彦根市内で開かれ、丹生ダムについて、「ダム建設で美しい川を壊さないで」「地元の治水に絶対必要」などと賛否両論(読売新聞社・大阪朝刊)
2003.10.29 近畿整備局の「淀川水系流域委員会」は29日、中長期(20〜30年)の河川整備計画に対する意見書について大筋合意。生態系の回復など「環境」を重視。丹生ダムなど5ダム事業については中止を含め代替案の早期検討を促す(毎日新聞社・大阪夕刊)
2003.10.25 近畿整備局は11月から来年1月にかけ、計画の見直しを進めている丹生ダム、大戸川ダムについて討論会を開く、住民の意見を反映するための試み(読売新聞社・大阪朝刊)
2003.09.30 丹生、大戸川両ダムからの撤退を検討していた大阪府、既に国土交通省近畿整備局に撤退に向けた協議開始を申し入れ(毎日新聞社・大阪朝刊)
2003.08.19 大阪府知事、丹生ダム・大戸川ダム事業からの撤退の検討を表明(共同通信社・共同通信)
2003.07.29 「高時川の明日を考える住民の会」、滋賀県知事に丹生ダムの早期完成を求める1万8千2人の署名を提出(京都新聞社・朝刊)
2003.06.29 近畿整備局と流域住民が丹生・大戸川ダム計画で意見交換会、早期に建設を求める意見も(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2003.05.29 滋賀県知事、国交省整備局に丹生ダム、大戸川ダムの建設促進を申し入れ(朝日新聞社・大阪地方版/滋賀)
2003.05.16 近畿整備局、整備中の丹生、大戸川、天ケ瀬、川上、余野川の五ダムについて、淀川水系流域委員会に、建設効果は有効だが委員会との検討終了まで主要部の建設を進めないと説明(共同通信社・共同通信)
2003.04.18 琵琶湖治水会など滋賀県内の10団体、国などに建設中の丹生、大戸川ダムの完成を求める決議(読売新聞社・大阪朝刊)
2003.03.24 滋賀県余呉町を流れる高時川に建設中の「丹生ダム」のために家を捨てた人たちが、脱ダムの流れに複雑な思いを抱いている。(共同通信)
2003.03.02 長浜で河川整備計画の住民意見交換会、「丹生ダム早期建設を」の声相次ぐ(読売新聞社・大阪朝刊)
2003.01.17 近畿整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」、淀川水系のダム、原則建設せずとの最終提言をまとめた(読売新聞社・大阪夕刊)
2002.03.05 扇国交大臣、国松知事に丹生ダム計画の見直しを求める要望書提出(FLBニュース)
(日本ダム協会HP参照)